30点台にもつれ込む第4セットの激闘を制せず 男子日本代表が世界選手権の壮行試合でイタリアに連敗
- 日本代表
- 2025.09.07
#4宮浦健人
エムットマッチ2025 Powered by MUFGバレーボール男子世界選手権壮行試合が9月7日(日)にLaLa arena TOKYO-BAY(千葉)で行われた。前日の壮行試合ではイタリア(FIVBランキング2位)に2-3で惜敗した日本(同5位)は、第4セットの30点台にもつれ込むジュースをものにできず、1-3で連敗を喫した
セットを先取した前日からメンバーを変え、日本はセッターに永露元稀、ミドルブロッカーに佐藤駿一郎、リベロに小川智大を起用。イタリアもセッターのシモーネ・ジャネッリキャプテンがスタメンを外れるなど、4選手を入れ替えて臨んだ。
序盤に宮浦健人のスパイクなどで点数を重ねた第1セットは、5-5から石川祐希キャプテンと宮浦が続けて被ブロック。その後8-12とされたが、宮浦のサービスエースなど3連続得点で11-12と迫る。しかし、アレッサンドロ・ミキエレットのスパイクをなかなか止められない。終盤に前日に活躍を見せた西山大翔を投入し、得点を決める場面もあったが、21-25で落とした。
第2セットはセッターを大宅真樹、ミドルブロッカーを佐藤から西本圭吾に代えてスタート。相手のサーブとブロックに苦しみ、序盤から3度の3連続失点を喫し、8-15と点差をつけられる。リリーフサーバーで入った甲斐優斗のサービスエース、西本のブロックや石川キャプテンのスパイクで得点を重ねるも、20-25でまたもセットを奪うことはできなかった。
ミドルブロッカーでは小野寺に代えてエバデダン ラリー、リベロには山本智大を起用した第3セット。7-6から宮浦がクロスへ強烈なスパイクを決めると、そこから宮浦のサーブで崩し、西本がダイレクトでスパイクを決めるなど3連続得点。一度もブレイクを許さずにリードを保つと、20-14から甲斐のこの日2本目となるサービスエース、西本のクイックなどで3連続得点とたたみかけ、25-16でこの試合初めてセットを奪った。
勢いそのままに同じ布陣で臨んだ第4セットは、宮浦の強烈なサービスエースで幕開け。その後も堅い守りからの展開が光り、11-6ではイタリアに2度目のタイムアウトを取らせた。その後、宮浦の連続得点で15-9とリードを広げたが、そこからイタリアが反撃。じわじわと追い上げられると、連続ブロックを浴びて23-24とマッチポイントを握られた。相手のミスなどで25-24とセットポイントをつかんだ日本は、直後にブロックを浴びて25-26と再逆転を許す。山本を中心とした集中力の高い守りで食らいつき、30点台まで突入したが、最後は宮浦が相手のブロックに阻まれた。
男子日本代表
9月12日(金)~28日(日)にマニラ(フィリピン)で行われる2025男子世界選手権に向け、壮行試合4戦を2勝2敗で終了。日本は13日(土)、トルコと世界選手権の初戦を迎える。
写真/石塚康隆(NBP)
■エムットマッチ2025 Powered by MUFGバレーボール男子世界選手権壮行試合
日本(FIVBランキング5位) 1-3 イタリア(同2位)
(21-25、20-25、25-16、32-34)
■日本の第1セットスターティングメンバー
石川、小野寺、宮浦、髙橋、佐藤、永露、リベロ小川
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