高川学園高の新1年生 中尾樹陸が“出身”のWD名古屋主催大会で躍動。旧友との対戦にも「意識しました」
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- 2026.04.10
バレーボールの大同生命SVリーグを戦う男子のウルフドッグス名古屋は4月2日(木)〜4日(土)に岐阜メモリアルセンター(岐阜)で「WOLFDOGS名古屋CUP(高校生大会)」を開催。全国各地から男子の有力校18チームが集い、そこではさっそくこの春から入学した新1年生がユニフォームを着て戦う姿が見られた。
高川学園高の中尾樹陸(なかお・きりく/身長192㎝/最高到達点320㎝/ミドルブロッカー/神沢中〔愛知〕、WOLFDOGS名古屋U15)
「中学時代のチームメートたちも各校にいて、意識する部分はありました。それほど話すことはできなくても、顔を合わすとずっと笑っていました」
そうほほえむのは高川学園高(山口)1年生の中尾樹陸。中学はWD名古屋のジュニアチーム「WD名古屋U15」で活動し、同級生や先輩たちはこの大会に参加する愛知工大名電高や大同大大同高といった愛知の名門校に所属していた。また、つながりがあったという点ではそれ以外の高校に進んだ選手とも。今年2月の令和7年度全国中学生選抜の海外遠征メンバーに選出された中尾はそこでともに戦い、今春から駿台学園高(東京)に進学した今淵俊嘉とネットを挟んで対峙した。
「試合前の最初のあいさつが終わってコートに入ったら、ネットの向こう側にいたので『あ、おるな』とうれしかったです」
駿台学園高の今淵俊嘉(いまぶち・としひろ/身長193㎝/最高到達点334㎝/ミドルブロッカー/平中〔富山〕)
同じミドルブロッカーどうしで、いざ試合ではマッチアップが実現した。192㎝の中尾と193㎝の今淵が豪快かつスピーディーに、ネット越しに攻防を繰り広げる。
「(今淵は)身長が高い分、リードブロックでもジャンプしてからネットの上に腕が出てくるのがとても早いんです。それに腕も長くて、クイックもしなやか。ターン打ちも上手なので、ぎりぎりまでどっちに打ってくるかがわからず、怖い相手でした」
そう印象を語った中尾も、ときには今淵のブロックが完成する前にその上からクイックを放つ姿が見られた。
「中学時代も愛知県選抜でもクイックのテンポがそれほど早くなかったのですが、高川学園高は総じて身長が高くない分、攻撃時は速さが勝負になってきます。速く、なおかつコートの奥やしっかりとコースを打ち分けることに今は取り組んでいます」
3月中旬に中学を卒業し、高校には合流したばかり。この大会の直前にも合宿を体験し、また自身は男子U17日本代表の強化合宿に参加していた。めまぐるしくステージが移り変わっていくなかでも中尾はコート上でのプレーを通して自身の成長を確かめていた。
「高川学園高の一員として初めて大会に参加したときに、とてつもなく緊張したんです(笑) 中学とは違うな、と思いましたし、今回のWD名古屋CUPでも高校生たちとのレベルの差を実感しました。やはり高校では1年目から試合に出たいです。それに、一緒にプレーしたことがある仲間たちと会ったときには仲よく、いざバレーボールではバチバチで戦っていきたいです」
火花を散らす機会はこれから何度もやってくるだろう。さぁ、高校生活の始まりだ。
この先、2人はどんな戦いを繰り広げるだろうか
(文・写真/坂口功将)
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