アクバシュ監督「若いチームだがオリンピックに向けて明るい将来が見えた」今季総括会見
- 女子日本代表
- 2025.09.10
フェルハト・アクバシュ監督(左)と安保澄技術委員会副委員長【写真提供:日本バレーボール協会】
バレーボール女子日本代表のフェルハト・アクバシュ監督が、9月10日(水)にオンラインで今季の総括会見を行った。
アクバシュ監督は今季について「新しい核となるグループでネーションズリーグ(VNL)と世界選手権に臨み、いずれもベスト4進出を果たすことができた。最初から最後まで熱意を切らさずにやってきたことが結果につながったと感じている」と振り返り、「(弱みの改善や強さの向上は必要だが)この部分に関しては引き続き継続して行っていきたいと考えている」と語った。
VNLと世界選手権について、アクバシュ監督は「チームを向上させること、チームのコアを決めることに注力をしていたので結果にはこだわっていなかったが、いずれもベスト4に進出できたのはよかった。(結果に満足はしていないが)メダル獲得に迫ることができ、明るい将来が見えた。若いチームだがオリンピックでの目標達成に向けて頑張っていける」と語った。
女子日本代表に対して「選手層が十分ではないと感じている。(コアチームはいいが)サポートするほうの選手層に厚みが足りない」と課題を指摘し、そのうえで「春高、SVリーグ、皇后杯など、さまざまな試合を見にいき、選手層を厚くできるよう改善していきたい」と話した。
同席した安保澄技術委員会副委員長は「シニアの選手層に厚みをもたせることが重要になる。今シーズンは監督の意向もあって根を太くする、伸ばすという考えのもと、B代表をつくって活動してきた。B代表やユニバ代表、U21代表で活躍した選手はシニアでも活躍する可能性がある。そういった選手たちに国際経験を積む機会をつくっていく」と今後の展望を話した。
女子日本代表は今季、2028年に開催されるロサンゼルスオリンピックでのメダル獲得を目指し、アクバシュ新監督のもと再スタートをきった。アクバシュ監督は今季の目標を「ロサンゼルスオリンピックに向けて強い根をつくる1年」と語っていた。アクバシュ監督のもと初めて臨んだ国際大会のVNL2025で4位の成績を残すと、2025女子世界選手権でも前回大会(5位)を上回る4位。就任1年目にして2大会でいずれもベスト4入りを果たした。
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