天皇杯・皇后杯ファイナルラウンドは2025年12月11日（木）から14日（日）に東京体育館（東京）で1回戦から準々決勝までの日程を終了。準決勝と決勝は、20日（土）と21日（日）に京王アリーナTOKYO（武蔵野の森総合スポーツプラザ／東京）へと舞台を移して行われる。ここでは1週目の選手コメントを3回に分けてご紹介。大学生編に続くパート2は、Vリーグ編をどうぞ。

機動力＆ディフェンスが光るサウスポー

松山妃菜（女子／広島オイラーズ）

1回戦 〇3-1 vs. 新潟医療福祉大

2回戦 ●0-3 vs. KUROBEアクアフェアリーズ

——初戦を終えて

　相手は大学生でしたが、自分たちよりサイズは大きかったので、つなぎ負けしないように、というところを徹底できたことが勝利につながったと思います。フェイントで崩しつつ強打で決める、というパターンができていたのがよかったです。自分たちのコンビ、速く粘り強いバレーで頑張ります。

——オポジットですが後衛のレシーブはセンターに入り、サーブレシーブもソツがないですね

　チーム事情でそういうフォーメーションになっています。どこが得意、というのは特になくてどこでも一緒かなと。（サーブレシーブは）高校のときはどちらかというと苦手でしたが、大学時代に、古達（貴）監督にレシーブを教えていただいて（笑）　という感じです。

——チームは今季限りで活動を終了

　会社の方たちやファンの皆さんから、いつも以上に「頑張れ」という声をたくさんいただけているので、こちらも期待に応えられるように、一人一人みんなで勝利を増やせるよう頑張りたいと思っています。

ストレートへ打ち抜く松山（奥）

まつやま・ひな／鹿児島南高（鹿児島）→千里金蘭大卒／身長163cm／最高到達点285cm／オポジット

スピードバレーの心臓部

坂口莉乃（女子／ブレス浜松）

2回戦 〇3-2 vs. 福岡大

3回戦 ●0-3 vs. NECレッドロケッツ川崎

——NEC川崎との対戦はいかがでしたか？

　挑戦者として、ミスを恐れず攻めていく気持ちで戦いました。通用するプレーもたくさんあったので、そこはプラスにとらえながら、やはりこういう高い相手に対しての決め方や、サーブの攻め方などをもう一度課題としてやっていきたいです。

——キャプテンになって戦う今季はいかがでしょうか？

　怒ったりすることはなく、いろんな選手とコミュニケーションをとりながら、何を考えているかを気にするようにしています。

——いつからそんなに速いトスを？

　大学時代や、前に所属していたチームではそんなに速いバレーはしておらず、ブレス浜松に来てから速いトスを練習しました。速さもありつつ、高さも出していかなければスパイカーの打点を生かせないので、そこは意識しながらやっています。

——この大会でつかめたものは？

　最近、少しプレッシャーに押されながらプレーすることがありました。キャプテンとして、プレッシャーに負けているようではダメで、そこで強気なトスを上げていくことが大事。今大会でもプレッシャーがないわけではなかったのですが、自信を持ってトスを上げられたので、リーグでもできるようにしていきたいです。

正確な高速トスが持ち味

さかぐち・りの／和歌山信愛高（和歌山）→千里金蘭大→広島オイラーズ／身長162cm／最高到達点275cm／セッター

新天地で挑む初のオポジット

小野翔平（男子／Reve’s栃木）

2回戦 〇3-2 vs. 京都産大

3回戦 ●0-3 vs. ウルフドッグス名古屋

——移籍1年目。チームとしては初出場のファイナルラウンドはいかがでしたか？

　SVの相手と戦うことはチームとして目標にしてきたので、その思いも持ってしっかり初戦を突破できたことはよかったです。WD名古屋はもちろんフルメンバーではないと思いますが、対戦して、通用しないところもまだまだありますし、やりたいことができる時間帯もあったので、そこはこれからSVを目指す上で収穫だったと思います。

——基本的にオポジットとしてプレーされているのでしょうか？

　チームの事情でやってほしいと言われていますが、完全なオポジットというよりはライトプレーヤーのようなかたちで、サーブレシーブもします。チームにどう必要とされているのか、役割を理解してやっていくことが大事。やったこともないので難しいですが、精度を上げていければと思います。

——まだ若いチームですが、周囲の状況などはいかがでしょうか？

　基本的にはバレーしかやっていませんが、僕はチームの事務局で仕事をさせてもらっており、仕事柄レーヴィスを応援してくれている人に会うことも多いです。しっかり結果で恩返しできるように、栃木で初めてのプロバレーボールチームということで、ここからさらに盛り上げられればいいなと思います。

⑱が小野。仲間とともに

おの・しょうへい／岡山東商高（岡山）→東京学芸大→大分三好→VC長野／身長187cm／最高到達点330cm／アウトサイドヒッター

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