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春高2024

“修正力”のJT vs. “勝負強さ”の久光 女子ファイナル第2戦展望

  • V1
  • 2022.04.14

 

 次に4月10日(日)に行われたファイナル第1戦における直接対決での数字も見てみよう。

 

 

JT

久光

アタック決定率

40.5%

39.0%

バックアタック決定率

46.7%

22.2%

1セットあたりのブロック決定本数

1.75本

2.50

サーブ効果率

6.4%

5.9%

サーブレシーブ成功率

61%

59.5%

※太字は相手チームを上回った項目

 

 試合はJTが1-3(23-25, 25-23, 22-25, 23-25)で敗れたものの、成績統計では1セットあたりのブロック決定本数以外、久光の数字を上回っていた。

 

 これらの数字だけを見ていくと、JTが圧倒的に有利にも思われるが、バレーボールは数字のよし悪しだけで勝敗が決まるのではなく、相手より先に2点差をつけて25点以上を取ることでセット獲得、そして勝利へとつながっていく。

 

第1戦は敗れたが高い修正力を持つJTの戦いに注目が集まる

 

 JTの吉原監督は第1戦試合後に「取らなければならないポイントを落としてしまった。久光はそれができていた」と語り、久光の酒井監督は「力の拮抗した内容ではあったが、要所要所でこちらが得点し、勝利することができた」と、ともに勝負どころでの得点について言及した。久光はリーグ終盤戦、V・ファイナルステージ進出を懸けて負けられない試合が続き、3位争いで競り合っていたNECとの直接対決で2連戦を制したことからも、“勝負強さ”がうかがえる。

 

 しかし、久光有利とも言いきれない。理由の一つとして、JTはVリーグにおいて2019-20シーズン以降、連敗を一度もしていない(V Cupを除く)ことがあげられる。吉原監督や選手たちは会見時に「私たちのやるべきこと」について言及する機会が多い。選手それぞれがやるべきことを理解しているから、敗戦後に何を修正すべきか理解し、すぐに修正ができているのだろう。第1戦には敗れたが、JTの“修正力の高さ”を見過ごすことはできない。

 

 今季を含めて3シーズン連敗することなく、現在2連覇中の女王JTの“修正力”か。はたまた崖っぷちの戦いをしぶとく勝ち上がり、下克上を狙う久光の“勝負強さ”か。両チームの持ち味がぶつかりあい、トップリーグのクライマックスにふさわしい試合になることは間違いない第2戦。見逃すわけにはいかない。

 

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