髙橋塁と藍の兄弟が京都府文化観光大使に就任
- SV男子
- 2025.05.28
左から兄の髙橋塁、西脇府知事、髙橋藍。委嘱状を手に
「地元・京都を盛り上げたい」兄弟そろっての新たな挑戦
男子バレーボール界で活躍する髙橋藍(サントリーサンバーズ大阪/日本代表)と、兄の髙橋塁(同チーム所属)に対し、「京都府文化観光大使」の委嘱式が2025年5月27日、京都府庁にて執り行われた。
京都出身で、東山高を卒業した両選手は、それぞれ国内外で実績を積み重ねるなか、地元・京都とのつながりを大切にしてきた。委嘱式では、西脇隆俊知事より直々に任命状が手渡され、兄弟そろって感謝と今後の意気込みを語った。
なお、京都府文化観光大使としてアスリートが任命されるのは、2023年に任命された元プロ野球選手の糸井嘉男氏以来であり、現役アスリートとしては髙橋兄弟が初。
委嘱式の中で、西脇知事は「活動中のYouTubeチャンネル『らんるい』でも、ぜひ京都の魅力を積極的に発信してほしい。PRに必要なことは府として全面的にサポートするので、取材をする際など段取りはすべて任せてください」と語り、両選手の情報発信力に強く期待を寄せていた。
世界的な街に2人で貢献を
髙橋藍は「京都という街の素晴らしさは、海外移籍してからより感じた部分。イタリア人も京都という街をみんな知っていたので、世界的な街だなとあらためて実感しました。兄弟で力を合わせて、そのよさをPRしていけたらと思っています」とコメント。
兄の塁も「京都のことがほんとうに大好きで、幼少期から藍と“2人で京都を盛り上げていきたいね”と話していました。こうしてかたちになってほんとうに光栄です。“何でもやります精神”で盛り上げていきたいと思っています」と、貢献を誓っていた。
スーツ姿にも笑顔が映える2人。ますます幅広い活躍に期待
それぞれの“推し京都”とは?
西脇知事より「京都のオススメスポットやグルメ」を聞かれると、塁は「嵐山の竹林」を“推しスポット”に挙げたうえで、「山元麺蔵のうどんがほんとうにおいしい」と地元民ならではの視点で語った。一方の藍は、「2、3年前の冬に家族で行った『天橋立』の景色がとても美しくて大好きです。グルメでは『阿闍梨餅』が特にお気に入り」と話し、海外生活を経たからこそ感じる京都の魅力を笑顔で伝えた。また、塁は「コロナの時期に母と御朱印巡りにハマり、そこから今も趣味として続いている。髙橋家は食べるのもとても好きなので、さまざまな魅力を伝えていきたい」と語った。
今後は、活動中のYouTubeチャンネル「らんるい」やSNSなどを通じて、髙橋兄弟ならではの視点で京都の魅力を多くの人々に届けていく取り組みに期待が集まる。
文・写真/島原隼人
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