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SVリーグ2024-25

山田大貴(東レアローズ静岡) 「やばいヤツ」や「もっとすごい」人たちに恵まれて 幸運なバレーボール人生を次のステージに【日本代表を経て2年目のSVリーグへ】

  • SV男子
  • 2025.11.02

バレーボールの国内最高峰リーグ、大同生命SVリーグ男子の2025-26シーズンが10月24日(金)に開幕した。日本代表の選手たちは、どんな思いで日の丸を背負ったのか。初の日本代表入りを果たした山田大貴(東レアローズ静岡)は、高い攻撃力を武器に、3年後の大舞台を目指す

 

 

山田大貴(写真は昨年の天皇杯のもの)

 

 

 

――今季は日本代表へ初選出。アンダーエイジカテゴリーでの経験はありましたが、シニア代表入りを果たして特別な感情はありましたか?

 自分でも結構高まるかな、と思っていたんですけど、どちらかといえば「アンダーエイジカテゴリーからここまでこられたんだな」という気持ちのほうが強かったです。ものすごく地道にですが、着実にステップアップしている実感が得られたので、それはうれしかったですね。

 

――学生時代から重ねてきた経験が着実に実り、つながっていますね

 僕はほんとうに周りの人に恵まれてきたし、運がいいな、って最近思うんです。高校のときも全国大会に出られはしたけれど、そこまで強くない学校でした。でも、たまたま監督どうしのつながりがあったから星城高(愛知)へ合宿で行く機会があって、そこで竹内(裕幸)先生の目に留まってユース代表に選ばれた。そのおかげで早稲田大に入ることができて、同年代に水町(泰杜)というやばいヤツがいて(笑) 上(の学年)にはもっとすごい(宮浦)健人さんや(大塚)達宣さんがいた。そこから地元のアローズに入れて、出場機会にも恵まれて、日本代表にも選んでもらえたと思っているので、ほんとうに運がいいな、と思います。

 

――攻撃力の高さは学生時代からさまざまな場面で発揮してきました。ご自身が思う自分の強みは何だと思いますか?

 僕は泰杜みたいにバランスがいい選手ではないですが、やっぱり勝負するのは攻撃力だと思うので、そこは出し続けたいですよね。今、男子バレーのレベルがものすごく上がっていて、高校生でもすごい選手がたくさんいるし、年下ですけど川野(琢磨)とか、器用だしすごいなぁって。

 僕の世代も水町や(髙橋)藍が注目されますけど、工藤(有史)もいいし、後藤(陸翔)もいる。僕の性格なのか、ありがたいことに常に周りのチームメートが「もっとこうしたほうがいいよ」とアドバイスをしてくれるので(笑) もっと自分のいいところを伸ばして、思いきり打ち続けて勝負したいです。

 

――まさにここから。どんな将来像を描いていますか?

 とにかく挑戦するだけですよね。オリンピックも今はまだ遠い目標ですけど、そこに挑戦するためのスタートラインには立ちたい。今まではあまり代表とか考えていなかったのですが、バレーをやるならそこを目指すべきだとすごく思いましたし、自分と同じ年代が活躍しているのを見ると自分ももっと頑張らないと、って。もともとめちゃくちゃ先や上を見るタイプではなくて、少しずつ上がっていくタイプなので、3年後にはオリンピックが見据えられるような距離にいられるようにもっと成長したいです。

 

 

来年度の日本代表活動ではさらなる高みを目指す

 

 

 

――東レ静岡での今シーズンに向けて、どんな選手でありたいですか?

 アローズのなかで得点を取る選手をイメージしたときに、誰もが想像するような、得点を取る選手の象徴でありたいです。僕がバレーボールを始めたきっかけもアタックを打ちたいと思ったからなので、どのポジションだったとしても、チームの得点源でありたい。常に100%を目指したいです。

 

文/田中夕子

写真/中川和泉

 

 日本代表に初選出された山田は、6月に日本代表Bとしてカタール遠征を、7月には「FISUワールドユニバーシティゲームズ」を経験。10月25日(土)に行われた東京GB戦では、途中交代となったものの、開幕スタメンの座をつかんだ。

 

やまだ・だいき

2001年8月7日生まれ

身長191㎝

清水桜が丘高(静岡)→早稲田大

東レアローズ静岡所属

アウトサイドヒッター

 

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